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10日から始まったInterop Tokyo 2009の展示会が閉幕しました。私個人は、昨年のCEATEC以来、久しぶりの幕張メッセ。初日の開幕前に会場入りしましたが、時間が経つにつれて来場者の熱気でブース全体の雰囲気もヒートアップしていたように感じました。公式サイトのデータでも、最終日の来場者が一番多かったようですね。会場は昨年に比べ少し小ぶりになりましたが、その分各出展社の展示も特徴的なものに集中し、個人的には中味が濃く見やすくなったように感じました。
インターロップのようなB to Bの展示会では、説明員の皆さんにわかりやすく説明していただいているにも拘わらず、後で資料を何度も読み返すことも多いもの。でも今回出展されていた「HD映像コミュニケーションシステム」は、素人にも良さが実感しやすいシステムだなぁと思いました。プレゼンテーションを真剣に見入っておられる来場者の方も非常に多かったです。
パナソニックブースでは、メインステージだけでなく、「オフィスまるごとソリューション」、「おうちネットワーク」コーナーでも中身の濃いプレゼンテーションが連日行われていました。プレゼンテーションのフルバージョンの動画もそれぞれのエントリーに動画を貼り付けてありますので、ぜひご覧ください。「おうちネットワーク」コーナーのプレゼンテーションはこのページでご紹介しています。
↑画像をクリックすると動画を再生。写真の拡大はこちら。
家のセキュリティやネットワーク機器をコントロールするのに加え、エアコンや照明等、目に見えない電気の使用量を“見える化”する「くらし安心ホームシステム ライフィニティ」。電気の使用量をグラフ化し、コントロールパネルやVIERAで確認できる様子をご覧いただけます。家庭内のCO2排出量は増加しているそうですから、家庭でも“見える化”は現状を知る意味で大切かも知れませんね。プレゼンテーションの動画は左の画像をクリックしてご覧ください。
このブログで、会場で見逃した方、お越しいただけなかった方にもパナソニックブースの熱気を感じていただければ幸いです。
今、話題になっている改正省エネ法は、エネルギー使用量が大幅に増加しているオフィスや家庭等を対象に定められたもので、平成20年5月30日に公布されました。主なポイントは、これまでの1支店や1店舗など事業所単位でのエネルギー管理から、企業全体(本社、工場、支店、営業所などすべての事業所)でのエネルギー管理に変更されたこと。1企業のエネルギー使用量の合計が原油換算で年間1500kl以上あれば、規制対象となります。原油換算と言われても想像しづらいのですが経済産業省のサイトを見ると、多拠点展開しているファミリーレストランのようなフランチャイズ型や、中小規模の事業所を数多く設置している企業は、規制対象になるようです。こうした動きを受けて、すべての事業所に対し、平成21年度(2009年4月1日~2010年3月31日)のエネルギー使用量を記録することが必要になりました。まさに“見える化”が求められる状況ですね。
省エネ対策をしなくてはいけないとわかっていても、実際、どこから手を付けていいのかお手上げの企業もあるかもしれません。そこで提案されていたのが「省エネ・省電力化支援システムWebサポーター」。私が見たサンプル画面では、食品スーパーにおける空調の稼働状況が"見える化"されていました。(空調は、ビルにおける消費電力の約半分を占めているそうです)。これらのエネルギー使用量をグラフ化すれば、どの場所でムダ使いしているかが明確になり、管理者は改善が必要な部署に注意を促すことも可能です。さらに警告しても効果がなければ、空調の温度を変えられないようにコントロールすることもできます。これらの操作が普通のパソコンから行えるんですね。メニュー画面は日本語ですし、設定の確認や変更も簡単にできそうでしたよ。
| 部署ごとに消費エネルギーをグラフ化。このグラフは時間/日 /月 /年別に切り替えられるので、消費量が大幅に変わった場合、どこに原因があるのかを把握しやすくなっています。管理画面では、こうした数値で見せるほか、部屋の図面を登録することで、平面図上で室内機の運転モード、吸いこみ温度、照明のオン・オフが右クリックで確認できます。 |
「ネットワーク対応 環境監視・電源監視システム」は、元々は電力消費が多くなりがちなデータセンターやサーバールーム向けに、室内の電力使用量や周辺温度の状況をネットワークで監視するためのもの。このシステムでは、温度センサ、湿度センサを設置して室内環境を監視する他、ネットワーク機器の電源を遠隔地から制御(オン、オフ、リブート)できます。ドアセンサーを追加して、ドアの開閉監視や電気錠を操作するなどのセキュリティ監視も行えます。これらの監視に加えて、回路ごとの電流・電力・積算電力量をチェックするのが「多回路エネルギーモニタ」です。分電盤と接続し、個別の電力使用量・発熱量の状態をリアルタイムに収集・分析。サーバールーム内のどの回路に電力が集中しているか、などがわかるようになるんですね。現在の状態やログ等はWebブラウザで確認することができ、異常発生時には管理者にメールやSNMP(Simple Network Management Protocol)で通知する仕組みになっています。
電力使用量や周辺温度の状況を数値化する"見える化"と、現場の様子をネットワークカメラの映像でモニタリングする"見える化"を組み合わせると、トラブルが発生した場合も、原因究明が素早く行えるそうです。「電力消費が増えた原因は、ドアが開いていたから」とか、映像で具体的に確認できると緊急度も把握でき対処しやすくなりますね。説明員の方の話によると、「サーバの熱暴走を防ぐため、夏でも15℃(!)と驚くほど低い設定温度にしているところがあります。でも室内の環境をきちんと管理してコントロールすれば、そこまで設定温度を下げる必要がなくなりますよ。」ちなみに、サーバールームの温度設定を1℃上げることで、電力使用量が約2%節約できた例があるそうです。設定温度を他のオフィスとほぼ変わらない温度にすることができれば、省エネになる上、メンテナンス等で中に入る人の体の負担も軽くなるかもしれませんね。
| 改正省エネ法では、エネルギー使用量を計測することが義務づけられますが、「多回路エネルギーモニタ」は、SDメモリーカードにデータを蓄積することが可能。ファイルは1カ月ごとにフォルダに分けられ、日別、時間別、詳細(1分ごと)のロギングデータを収集できます。データはcsvファイルで保存され、パソコンで簡単に扱えます。1GBのSDメモリーカードに約3年分のデータが収集できるそうです。 |
| パナソニックブース全体のエネルギー使用量からエコ状況が表示されていました。この時は「エコ良好」だったのでキャラクターの犬もご機嫌のようです。ちなみに、エネルギー消費量が増えると「使いすぎ!」という警告が出て犬のご機嫌が悪くなります(笑)。 |
HD-PLCを利用した電力モニタリングシステム。これは個々の電化製品(スタンドや空気清浄機など)の消費電力を電力測定器で測り、そのデータを電力線を通じてパソコンに送るものです。LAN等のネットワークケーブルを別途接続する手間もなく、コンセントに差し込むだけで個々の電化製品の消費電力を“見える化”できます。HD-PLCアダプターと電力測定器が合体した試作品も置かれていましたが、今のところまだ市販の予定はないそうです。
1年分のエネルギー消費量を事業所ごとに記録することが義務付けられても、毎月の電力使用量をチェックするだけでは、把握できるのは全体量だけ。各部署での使われ方やムダの発見までには至りません。そこで、ITを活用した“見える化”。事業所ごと、空調・照明等のカテゴリ別、使用量の推移など、さまざまな切り口でエネルギーの使用量をグラフや表にまとめることができます。これらのデータはパソコンで加工しやすいデータなので、帳票出力に利用したり、社内での意識啓発のための資料にすることも容易。その結果、省エネにつながれば自社の経費を抑えるのみならず、対外的な企業PRにもつながりますね。
「デジタルサイネージソリューション」コーナーと隣接して展示されていたのが、「H.264高画質映像配信システム」です。これは家庭用デジタルテレビ向けネットワークサービス「アクトビラ・フル」と同様に、MPEG-4 AVC/H.264の映像を配信するもの。推奨される回線は、12Mbps程度です。このコーナーには、デジタルビデオカメラで撮影した映像をリアルタイムにH.264にエンコードし、ブロードバンド回線を使ってハイビジョンテレビやDIGAに直接配信する「H.264高画質映像ライブ配信サービス」が参考出品されていました。
このライブ配信サービスをおすすめしたいのは、衛星通信システムを使って社内行事や会議などを中継しておられる企業だそう。衛星通信システムは、高価な衛星使用料や、場合によってはパラボラアンテナが必要になるなど、大きな初期投資や維持コストがかかるのに対し、「H.264高画質映像ライブ配信サービス」は、インターネット回線で高画質な映像を配信できるため、社内でLANや VPNなどのネットワークを整備している企業なら、低コストで運用できるのだそうです。社内行事の高画質映像を各支店に中継したり、グループ研修などに活用したり、手軽に使えるなら用途も一層広がりますよね。
そして、もう一つ目についたのは、アクトビラ・フルに対応するデジタルテレビやDIGA向けの、ローカル・ビデオ・オンデマンド配信サーバです。ビデオ配信というとインターネットを利用した大規模なものを想像しますが、このシステムは学校や病院、ショッピングセンターといった比較的狭い範囲へのビデオ配信。たとえば学校で教材用ビデオを利用したい時、授業時間に応じて1枚のDVDを使い回すのではなく、職員室に設置したローカルVOD(Video On Demand)配信サーバ1台に複数の教材用ビデオコンテンツを収録し、LAN回線経由で各教室に設置したデジタルテレビやDIGAに向けてビデオ配信をすることができるのです。授業の進み具合がクラスによって異なっていても、必要なときに必要な映像を引き出して使えるのが、ローカルVOD 配信サーバの便利なところ。また、複数台のデジタルテレビに同時配信もできるので、学年合同授業などで同じビデオ教材を使うことができます。
映像コンテンツの差し替えや変更は、DVDやUSBメモリ等の外部記憶媒体を直接接続して行います。いったんデータを入れてしまえば、メディアの配布や紛失など余計な心配がなくなりますね。登録した映像コンテンツを複数組み合わせて連続再生するプレイリストを作成し、デモ映像のように流しっぱなしにする使い方もできるそうです。
↑画像をクリックすると動画を再生。写真の拡大はこちら。 | 向かって一番左側のディスプレイで上映されているのがローカルVOD配信サーバから配信されているコンテンツです。映像はとてもクリアでしたよ。再生するコンテンツは、VIERAやDIGAのリモコンで選んで再生ボタンを押すだけ。パソコンの操作が苦手な方にも使いやすいのでは?と思いました。 |
| これがローカルVOD配信サーバ。20cm四方よりわずかに小さいくらいです。USBが2系統あり、USBメモリや外付けHDDからも映像コンテンツの登録ができます。持ち運びもできますから、商談会等に持参して、プロモーション映像を流すといった使い方も手軽にできそうです。 |
Interop Tokyo 2009の開催に合わせて、同じホール内でデジタルサイネージの展示会が開かれていました。これは映像とネットワークによる次世代広告プラットフォームである“デジタルサイネージ”に焦点を当てたイベント。ネットワークのブロードバンド化が進み、高画質の映像がスムーズに送れるようになったため、広告も紙から映像へ、さらに高画質映像を遠隔地に同時配信するソリューションが脚光を浴びつつあります。今後は、情報をいかに見やすく、伝えるか、ハードとコンテンツの両方が問われてくるでしょうね。パナソニックブースの「デジタルサイネージソリューション」コーナーでは、ネットを介してコンテンツを配信するシステムが紹介されていましたよ。
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「デジタルサイネージソリューション」コーナーでは、42v型から103v型までのいろいろなサイズのディスプレイにメニュー例やコマーシャル映像が映し出されていました。「NMStage Ver.3.0」は、インターネットを介して最大3,000台の端末にフルHDのコンテンツを配信することができるデジタルサイネージソリューション。表示させたいコンテンツを表示装置側の端末(NMコントローラなど)にあらかじめ送っておき、端末ごとの上映スケジュール(平日と休日で異なるスケジュールも設定できます)に合わせて映像を表示することができます。あらかじめ映像を端末側に送り込んでおけるので、上映時刻にネットワーク障害が発生しても、予定通りに放映することができますよ。コンテンツを送る際は、回線速度や状況を自動で判断。光ファイバーとADSL回線が混在している場合にも効率よく配信処理を行います。コンテンツの配信は、昼間に配信の準備(予約)をしておき、夜に自動配信する方法と、即時配信する方法があります。また、地震が起きた!といった急を要する情報などは、上映スケジュールに関わらず、全端末に割込表示させることができます。
コンテンツとして表示できるフォーマットは動画(MPEG2、WMV)、静止画(JPG、BMP)のほか、Flash、html(インターネット接続も可能)、PowerPointのスライドショー形式まで多彩。静止画にテロップを入れたり、動画と静止画を同時に表示させるなどの組み合わせにも対応しています。コンテンツを表示させるには、パソコンへのファイルコピーの要領でコンテンツを登録し、表示用の画面テンプレートにファイルをドラッグ&ドロップして、プレイリストを作り、放映スケジュールを指定するだけ。コンテンツを一部変更したい場合も、すべてのデータを作り直して送る必要はなく、差し替え用のデータを送れば完了です。ショッピングモール内の店舗情報の入れ替えなど、頻繁にありがちな更新も容易にできますね。作業が終わった後に、ちゃんと更新できているかどうかを遠隔操作で確認もできるそうですよ。
このようなサイネージを出稿する広告主にとって気になるのは、「ちゃんと放映されているか」ということではないでしょうか。わざわざ見に行くのは面倒ですし、遠隔地なら確認自体が無理なこともありますよね。そんな広告主にも安心してもらえるのが、「PDP状態監視機能」。ディスプレイにコンテンツが映し出されていない状態があれば検出し、設定した台数のうち、何台放映されたかまで、より正確な放送ログ管理が行えます。故障などの異変が起きた場合はネットワークを介してエラーメッセージを管理者に送信。リアルタイムでディスプレイの稼働状態を監視できるので、イタズラなどで電源が切られても早急に対応できます。広告主に正確な放送ログが提出でき、より信頼性が高まりますね。
| 大型ディスプレイを使ったサイネージは存在感充分ですから、流すコンテンツのクオリティや鮮度も重要です。このコーナーに置かれていた103v型のデジタルサイネージとタッチパネルシステムは東京ミッドタウンに設置されているもので、「デジタルサイネージプレアワード2009」の景観部門で優秀賞を受賞したとか。人気のスポットに設置されているだけあって、一週間に2万回もタッチされるそうですよ。 |
↑画像をクリックすると動画を再生。写真の拡大はこちら。 | 42v型のプラズマディスプレイを使ったタッチパネルシステムが展示されていました。ここに表示されていたフロアガイドはflashで作られたものだそう。画面内であればリンクボタンをどの位置にしてもよく、ボタンサイズにも制限はないそうです。プラズマディスプレイは画面を指で押さえてもびくともしないガラスパネルなので、不特定多数の人が触れるタッチパネルとしての用途や、人通りの多い場所に設置するのに向いているとか。汚れても乾いた布で拭き取れるというメンテナンスのしやすさもあって、ショッピングモールなどではプラズマディスプレイを導入されるケースが多いそうです。 |
私が小学生の頃、授業でテレビを見る時は“視聴覚室”に移動して、観音開きの棚(しかもカギ付き)をおもむろに開けて、中に鎮座したテレビで理科や社会の番組を見るといった風でした。今は各教室にテレビがあることも珍しくないですよね。2011年7月の地上デジタル放送への完全移行に向け、全国の学校へテレビ等の買い替えの補助事業があるそうですし、平成21年度文部科学省の補正予算(案)の概要によると、テレビのデジタル化だけでなく、すべての普通教室に校内LANを整備するといったことも盛り込まれています。学校や各教室のIT化も待ったなし、といった感じですね。
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「教室まるごとソリューション」コーナーに置かれていた「エリート パナボード」は、プロジェクターの映像を美しく見せるスクリーンボード。単なるスクリーンではなく、専用のソフトウェアを使えば、マウス機能を持つ専用の電子ペンを使って文字や記号を書いたり、内蔵されている図形を画面上に呼び出せます。先生がパソコンで作った教材を、プロジェクターを経由してスクリーンに表示し、生徒が空欄を埋めるミニテストも簡単に行えます。ペンの色を変えて、その場でマル付けもできますから授業が盛り上がりそうですね。説明員の方によると、黒板と比べて、鮮やかな多色使いができ、ネットにも接続できるので、デモを見せると子供たちの目が釘付けになるそう。スクリーンの下部にはスピーカーもあって、テレビと同様に音声付のコンテンツを投射することもできます。スクリーンはスチール鋼板製で、とても丈夫なつくりです。模造紙に書き込んだ資料をマグネットで貼り付けることもできるそうです。
| 電子ペンで手書き入力した文字を文字認識機能を使って活字に変換。さらに、拡大するといった操作も簡単に行えます。実際にデモを見せてくださった説明員の方の手元を見ていると、少し使えばすぐに覚えられそうな気がしました。 |
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「教室まるごとソリューション」コーナーの右側では、ステージでも紹介されていた「HD映像コミュニケーションシステム」を教育現場に応用したサテライト授業のデモを行っていました。コーナー奥の「エリート パナボード」の画面をデジタルビデオカメラに撮影し、ネットワークを通じてテレビに映し出すものです。画面をじっと覗いてみましたが、小さな文字まではっきり読めました。実験道具が揃わない教室の子供たちに、実験の様子を見せたり、ひとつしかない貴重な教材を大勢で映像共有するなど、用途もいろいろありそうです。デジタルカメラを2台用意すれば、サブカメラで実験の手元や、教材の質感が伝わるようにアップで撮るなど、より臨場感のあふれる映像を届けることができますね。
説明員の方によると、高画質な映像を撮影するためのカメラもキーポイントだそうです。「プロ用のカメラはきれいに映せますが、操作が難しいし授業に使うには大きくて値段も高いのが難点。このシステムは民生用のデジタルビデオカメラが使えるので、先生方にも手軽に利用していただけるんです」とのことでした。
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「オフィスまるごとソリューション」のコーナーには、オフィス環境の改善と省エネ提案のために、小規模なオフィスをイメージしたスペースがあります。LED照明を使ったエコ、LAN回線につなぐだけの手軽さで高品位な音声会議が行えるIP音声会議ホン、さらにはオフィスの出力から書類の電子化まで1台でこなすフルカラーデジタル複合機など、オフィスの快適性とエコを両立させるソリューションが展示され、定期的にプレゼンテーションが行われていました。
そして、説明員の方に勧められて体験したのがIP音声会議ホン。これは手軽に音声会議が行える製品で、IPネットワーク回線と一般電話回線のいずれも利用することができます。今回は、「オフィスまるごとソリューション」コーナーと、パナソニックブースの端に設置された「かんたん会議体験BOX」との間でIP音声会議ホンを試せるようになっていました。周囲からの雑音がかなり多い会場内でも、話している相手の声はハッキリと聞き取れましたよ。両者が同時に話しても音声が途切れない全二重対応で、ストレスもありません。離れた支社間などで、どちらかに集まるのは時間と交通費の無駄、そんな時でも「音声会議を1時間やろう!」なら効率もぐんとアップしますよね。移動のために出るCO2も減らせます。メインステージなどで紹介されている「HD映像コミュニケーションシステム」のように高画質な映像のやりとりまで含めたコミュニケーションのニーズがある一方で、手軽に音声会議ができるこのIP音声会議ホンも、非常に実用的で導入しやすい製品として注目を集めているようです。
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ところで、会議やミーティングの時に緊張するのか、早口になる方はいらっしゃいませんか? IP音声会議ホン本体には、パナソニック独自の技術による話速変換で早口の会話も聞き取りやすいスピードに変換する機能が搭載されています。特に英語など、早くて聞き取りにくい単語がある時に重宝しそうです。また、LAN端子から給電できるPoE(Power over Ethernet)にも対応していますし、部屋から部屋へ持ち運ぶことができるので、専用の会議室などを作らなくても、ネットワークに接続できる環境があれば、どこでも電話会議が可能。展示コーナーには、「どこでも会議バッグ」と書かれた、会議セット一式を詰めたバッグも展示されていましたよ。これなら、しまっておくのも持ち運ぶのも、簡単ですね。
| もちろん、ネットワークカメラも一緒に利用することができます。ネットワークカメラはインターネットやLANを経由して相手の様子をリアルタイムにモニタリング。相手側のカメラの向きを変えたり、ズームアップなどの遠隔操作も行えます。本来はパソコンに映像が表示されるのですが、会議室にPC入力対応のテレビがあれば、テレビに映し出すこともできますよ。 |
プリントアウトやコピーはもちろん、紙文書のデータ化やファクス送受信など、一度使うと便利さを実感するフルカラー複合機。最近はエコの性能もアップしているようです。皆さんは、朝一番にコピーしようという時など長い間待たされることはありませんか? フルカラー複合機「WORKiO」は、炊飯器やクッキングヒーターなどでおなじみのIH技術を応用したIH定着方式で定着ユニットの温度を瞬時に上げることができ、ウォームアップタイムを大幅に短縮しています。電源を入れてからわずか15秒で印刷が可能になるんです。スタンバイや節電モードなどのボタンがあっても「忙しい時待たされるのは嫌だから」と使っていない会社が多いかもしれませんが、ストレスなくウォームアップが完了しコピーや印刷ができるなら、節電を考えた使い方ができますね。
↑画像をクリックすると動画を再生。写真の拡大はこちら。 | オフィスの配線をすっきりと隠すことのできるフロアパネル。露出していると足をひっかけたり、プラグが抜けたりとトラブルになりがちなケーブル類を、床下(正確にはパネル内ですが)に収納することができます。カバー部分は設置した後も外せるので、レイアウト変更した場合も、大がかりな工事をせずに配線交換ができるそうです。また、フロアパネル設置時に、後から電源が必要な箇所などを見越して先行配線することもできるとか。必要時まではパネル内に収納でき、出っ張りもありません。ここに置かれていたフロアパネルは、配線部分に半透明の素材が使われており、ケーブルが上からも見えるようになっていましたよ。これは “見える配線管理”を実現する半透明カバーで、PET再生材を100%利用しているそうです。 |
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ネットを介してのテレビ会議を高精細な映像で実現する「HD映像コミュニケーションシステム」。メインステージで行われるプレゼンテーションは、毎回来場者の方たちの注目を大いに集めています。このプレゼンテーションは、一つ前のエントリーのステージの画像をクリックしていただければ動画でご覧いただけるので、ぜひ見てみてくださいね。
私もプレゼンテーションを見ていて、このHD映像コミュニケーションが専用機器ばかりのセットではなく、普段なじみのあるハイビジョンテレビやデジタルビデオカメラを組み合わせて実現しているのがユニークだなぁ、と感じていたのですが、このたび“Best of Show Award”で、プロダクトアワード部門のユニファイドコミュニケーション「特別賞」を受賞しました。H.264のリアルタイムエンコーダーを自社で制作した結果、美しい画質を実現したことと、効果的なエコーキャンセラーによって、両者が同時に話しても会話が途切れない点が評価されたそうですよ。確かに、小さな部品のクローズアップではLSIの質感まではっきり伝わってくるほどでしたから、画がきれい、というのはよくわかりますが、何の気なしにできると思いこんでいる技術が実は大変難しいことだったりするんですよね。専門家の審査員の方々から評価されたことで、このシステムが実現してくれるHD映像コミュニケーションのありがたみが増してきました。
| この“Best of Show Award”は、Interop Tokyo 2009に出展されている製品やサービスの中から部門別にノミネート。IT業界の有識者による厳正な審査や、来場者の投票によって選ばれます。部門によっては、「該当者ナシ」という結果も出ることがある厳しいものなんですよ。 |
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パナソニックブースのメインステージでは、HD映像コミュニケーションシステムのデモンストレーションが行われています。今回のインターロップにおけるパナソニックの出展テーマは「ITソリューションで"まるごと見える化"」。HD映像コミュニケーションシステムはフルHD映像によるテレビ会議システムで、遠隔地とのコミュニケーションを高品質で“見える化”するシステムです。
ステージでは幕張のインターロップ会場内のパナソニックブースと、有明サテライトスタジオに用意されたデザイン室とをインターネットを経由してHD映像コミュニケーションシステムでつなぎ、新しいコードレスホンのデザイン企画会議をしている、という想定でデモが行われました。ステージ上には65インチのフルハイビジョンプラズマディスプレイが用意され、サテライトスタジオのデザイン担当者が映し出されました。その映像を見ると、本当は近くの隠し部屋と中継しているのでは?と疑いたくなるほど、色鮮やかで高精細な映像がスムーズに流れていました。65インチの大きな画面を間近でジックリ見ても、ノイズや画像の乱れはほとんどありません。この高画質なフルHD映像は、映像を高画質なまま効率的に圧縮できる技術H.264方式の採用によるもので、DIGAで培われたノウハウが活かされています。これによりHD映像コミュニケーションシステムの最小ビットレート2Mbpsでも、高画質なHD映像の送受信が可能です。このようにHD映像コミュニケーションシステムでは、異なる製品分野間であっても効率的に最新技術を共有できる「UniPhier(Universal Platform for High-quality Image Enhancing Revolution)プロセッサ」を採用することにより、開発効率が大幅にアップされているのです。
もうひとつ、驚かされたのは会話のやり取りがスムーズだったこと。これは高性能なエコーキャンセラーによるもので、ブースステージとサテライトスタジオの双方が同時に喋っても、途切れることがありませんでした。映像と音声のズレや遅延もほとんどなく、目の前の人と話しているような自然なやりとりでした。音声の途切れや映像とのズレがあると、それだけでイライラしてしまい会議どころではなくなってしまうので、これは重要なポイントですね。デモンストレーションでは専用のマイクロホンが使われていましたが、ステレオエコーキャンセラーはマイクではなくユニット本体に内蔵されているので、別に用意されているライン入力端子から入ってきた音声にもその威力を発揮します。複数のマイクを使う大きな会議室のミキサーから取り出した音声を、高音質で送ることもできるというわけです。
HD映像コミュニケーションユニットには、同時に2台のデジタルビデオカメラをHDMIケーブルで接続することができます。デモンストレーションではサテライトスタジオにいる女性の姿がメインカメラで映し出され、その女性と会議を進める中で映像をサブカメラに切り替えて、手元にある部品をアップで映し出して見せていました。部品の映像は実物を見ているように鮮明で、基板に印字された小さな文字やパーツの素材感までわかるほど。数十キロ離れた別の場所にある、わずか数センチの部品がこれほど鮮明に映し出せるのなら、確認のために製品サンプルや実物を送る手間やコストも削減できそうです。接続しているビデオカメラからは、あらかじめ撮影していたHD映像を流すこともできるので、会議の中で動く資料として活用できそうです(デモではユーザーの使用実感のインタビューの様子が参考資料として流されていました)。また、PC用のRGB入力端子も用意されていて、デジタルビデオカメラ2台の映像とPCの画面とをリモコンで手軽に切り替えて見ることができます。
| デモンストレーションを見ているうちに、HD映像コミュニケーションユニットの背面、接続端子はどうなっているのかと気になったので覗いてみました。すると、HDMIやLAN、音声入出力など家庭用のデジタルAV機器で見たことのある、お馴染みの端子が並んでいました。これなら特別な知識がなくても、AV機器の配線に慣れた人なら簡単に設置できそうです。 |
| デモンストレーションや展示に使われている撮影用のデジタルビデオカメラも、プラズマディスプレイも普段見慣れたもの。本格的なフルハイビジョンによるテレビ会議システムが、安心して手軽に使えそうですね。 |
HD映像コミュニケーションシステムによるデモンストレーションを間近で見ていると、会議や打ち合わせのために長時間・長距離の移動を減らせるのではないかと実感しました。これまでのテレビ会議システムでも同じようなことが言われてきたのですが、フルHD映像によるコミュニケーションは、伝えられる情報量が格段にアップしていました。人は会話をするときに相手の言葉からだけでなく、表情や発せられる声の高さ、間などからも微妙な感情の変化を読み取っていると言われますが、HD映像コミュニケーションシステムはそれら情報を画面から読み取るのに充分な品質を持っているように感じました。形だけのテレビ会議ではなく、内容の濃い論議が行えるでしょうし、無理なお願いをしなければならない時でも、相手がこちらの表情を読み取って受け入れて貰えるかもしれませんね。出張による人や物の移動を減らすことで、コスト削減はもちろんのことエコにも役立てそうです。
先ほどはブース全景だけご覧いただきましたが、各コーナーの写真も撮りましたので、ご紹介していきますね。
メインステージでは、エコマネージャーと商品企画のスタッフに扮した二人のMCが、息の合った掛け合いで今回の展示コーナーを順番に紹介。途中、有明のサテライトオフィスと映像でつなぎ、コードレス電話のデザイン会議をモチーフにしたHD映像コミュニケーションシステムのデモを行っていました。大画面に映し出されたフルHD映像でディスプレイの向こうにいる人の表情もよくわかりますし、カメラを切り替えることで手元の部品を画面いっぱいに映してそれについて検討するなど、固定式のカメラでは難しいコミュニケーションも簡単にできるようです。
| 「教室まるごとソリューション」コーナーでは、プロジェクターの映像を映し出す「エリート パナボード」を中心に、遠隔授業のサテライト教室での使用を意識したHD映像コミュニケーションシステムが展示されていました。小さな文字まではっきり読めるので、実験の様子を中継したり、有名講師の授業に入りきれなかった人たちが別室で授業を体験しても、その場で受けているかのように感じることができるのではないでしょうか。 |
↑画像をクリックすると動画を再生。写真の拡大はこちら。 | 「オフィスネットワーク」コーナーの一角で人気を集めていたのは、発表されたばかりのレッツノート。次世代高速モバイルWiMAXに対応しています。今、私はモバイルカードを使って接続しているのですが、重いデータが届くと大変なんです。それが、移動中でもストレスなく使えるとか。そのほか、IP電話やIPカメラの設置に便利なスイッチングハブや不正接続を防ぐセキュリティシステム「IntraPOLICE(イントラポリス)」など、社員の方が快適に使えるネットワークシステムが紹介されています。 |
↑画像をクリックすると動画を再生。写真の拡大はこちら。 | 「おうちネットワーク」コーナーでまず目に付くのは、VIERAやパソコンをはじめ、エアコンや照明など家の中の電気設備を宅内LANでつなぎ、おうちの「安心・安全」や電気使用量といったエネルギー消費を“見える化”する「くらし安心ホームシステム ライフィニティ」です。氷の上に乗っているペンギンの楽しいアニメーションで毎日のエネルギー使用量がチェックできるだけでなく、過去との比較もできるので「無駄遣い」もひと目でわかります |
↑画像をクリックすると動画を再生。写真の拡大はこちら。 | 「ITソリューションのエコアイディア」コーナーでは、施設やビルまるごとなど、大規模な消費電力の “見える化”を紹介していました。当初はデータセンターなど、空調が寒いくらいに効いている場所向けに開発をしていたそうですが、今では学校や官公庁など、提案先の対象が広がっているそうです。月ごと、日ごと、時間ごとなど、いろいろな切り口で消費電力をグラフ化することができるので、対策が立てやすいとか。ただ、”見える化“されたデータを見て「見てないふり」はダメですよ、のこと。確かにそうですよね。 |
おはようございます。たった今Interop Tokyo 2009が開幕しました。早朝、大阪から移動してまいりましたが、すでに会場に向かう人の流れで混雑していました。この日のために遠方からお越しになっている来場者の方も多いことでしょう。私もこれからパナソニックブースを回ってきます!
↑画像をクリックすると動画を再生。写真の拡大はこちら。 | 開幕直後のパナソニックブースの全景です。今回はハイビジョン映像をインターネット回線で伝送できるビジュアルコミュニケーションのデモがあるので楽しみにしています。ブースはエコをイメージするビジュアルをプリントした布地で仕切られており、最新ネットワークの展示会でありながら、やさしい印象です。床もコーナーごとに色分けされていて、区分けがわかりやすくなっています。説明員の方も準備万端の様子でしたよ。 |
こんにちはatsukoです。先月はminoさんが北京から中国での環境フォーラムをレポートしてくれましたが、今月は10 日から「Interop Tokyo 2009」が日本で始まりますよ。公式サイトによると、取り上げるテーマは、多岐にわたりますが、グリーンICT(Information and Communication(s) Technology)、NGN (Next Generation Network)、次世代データセンター、次世代ワイヤレス、IPv6プラットフォームなど“エコ”を意識したものや“次世代”とつくものが多いですね。私のような一般人が家庭でネットを利用するようになって10年以上は経ちますから、ネットワークの世界も“次世代”が取りざたされるようになって当然かもしれません。
今年のInterop Tokyo 2009のキャッチフレーズは「ICTを用いたNew Moneyビジネスへの挑戦」。この”New Money”は、旧来のビジネスモデル、ビジネス領域ではなく、新領域・新フロンティアの開拓を、ICT技術を含む最先端技術を用いて目指すものである、とあります。先を見据えて最適なネットワーク環境の実現に不可欠な最新の技術・製品とソリューションを検討すべし、ということでしょうか。名称の元となった、ネットワーク機器の相互接続(Interoperability)を検証するために始まったこの展示会も「スムーズに運用できれば」から、16年目を迎えて、変わりつつあるのかもしれません。製品やソリューションは環境に配慮したものであることが前提(公式サイトでは「エコシステム」と呼ばれています)のようですし、ね。
インターロップの会場に毎回設置されるのが、相互接続性検証の大きな見どころである、ネットワークのデモ「ShowNet」。これは出展各社から集まった様々な機器・サービスを相互に接続して構築される大規模なデモシステムです。幕張メッセ会場と都内データセンターの間を複数の回線でつなぐのですが、今年は合計131Gbpsという超広帯域の接続になるとか。公式サイトではその巨大なネットワーク構成図がご覧いただけますよ。
一方、パナソニックブースの出展テーマは「ITソリューションで“まるごと見える化”」。こちらではビジネスシーンに限らず、家庭での消費電力など身近な部分の“見える化”を含めたサービスやソリューションをご覧いただけます。現在、スペシャルサイトがオープンしていて、ブースマップや出展製品一覧などの情報が紹介されています。
| スペシャルサイトで公開されているブースマップ。ブース内は、ビジュアルコミュニケーション、オフィスネットワーク、おうちネットワーク、ITソリューションのエコアイディアの4つに分かれています。それぞれのタイトルをクリックすると、各コーナーに展示される商品リストが表示されますよ。商品名が商品サイトに直接リンクしていますので、詳しい情報が知りたい方はアクセスしてみてくださいね。 |
Interop Tokyoの展示会の会期は6月10(水)~12日(金)。展示会に先駆けて、8日(月)からワークショップや特別講演などが始まります。会場はおなじみの幕張メッセ。会期初日に、会場からブースの様子などをレポートしたいと思いますのでご期待ください。
Interop Tokyo2008公式サイト
http://www.interop.jp/(日本語)
パナソニックの出展製品はこちらでご確認ください。
http://panasonic.biz/com/exhibition/it2009/
- Interop Tokyo 2009
- 展示会会期:2009年6月10日(水)~6月12日(金)
会場:幕張メッセ(日本・千葉)
主催者:Interop Tokyo 2009 実行委員会
公式サイト(日本語) :http://www.interop.jp/


