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photokina 2008は、今年9月23日から28日まで、6日間にわたりドイツのケルンで開催されました。公式Webサイトの発表によると、出展社は49ヵ国から1523社を集め、来場者は161ヵ国から16万9千人以上にものぼったそうです。そんなphotokina 2008が閉幕して約2ヶ月。会場であるケルン・メッセでお披露目された各社の新製品も続々と市場に登場しつつあり、大きな話題となっていますね。
パナソニックに関して言えば、なんといってもマイクロフォーサーズ規格の第1号機、「LUMIX G1」が話題の中心でした。G1コーナーはつねに人垣ができていましたし、会期中、優秀な製品に与えられるphotokina STARを受賞するなど前評判の高さも上々。それを証明するかのように、G1発売後に出た専門誌の記事などを見ていても、大変好評なようですね。
私自身、家電製品の展示会は数多く見てきましたが、photokinaは自分がヘビーユーザーでもある写真や映像関連製品に絞り込んだ展示会だけに大変新鮮で、興味深く取材を進めることができました。同時に、カメラや映像に関心がある人の集まりということで、来場者どうしの間にも独特の連帯感というか親和感というか、なにか和やかな空気のようなものが感じられたのも興味深いことでした。また、展示会全体としては、機器などのハード面だけでなく、有名写真家や学生の写真展といったソフト面での情報発信も充実しており、大いに感心させられました。
隔年で開催される、世界最大規模の写真・映像機器の展示会photokina。デジタル一色という感もあった今回を考えれば、2年後にはどんな製品や技術が発表されるのか、全く想像もつきません。マイクロフォーサーズでどんな機種が出るのか、画素数競争はどこまで進むのか、はたまたデジタルビデオカメラはどう進化していくのか・・・。仕事に、趣味に、日常の記録にと、すっかり私たちの暮らしに定着したデジタルカメラとデジタルビデオカメラ。現状の機器でも十分満足している自分がいるのですが(問題は機材より腕前)、もう一方で、驚くような新製品や新技術の登場を期待していることも事実。2010年といえばちょっと先の話になりますが、楽しみに待ちたいと思います。
| ハイビジョン動画撮影機能が搭載されるというアナウンスがあった、Gシリーズ2号機のモック。来春発売予定ということですが、こちらも楽しみです。あっ、ボディの右側に「HD」の文字が! |
パナソニックブースの様子を動画で配信する「動画レポート」。photokina 2008の「出展概要」が公開されました。大きな注目を浴びている新世代デジタル一眼「LUMIX G1」をはじめ、パナソニックブースの出展内容がつかめることはもちろん、会場であるケルンの町やphotokina全体の雰囲気にもふれていただけます。ぜひご覧ください!
6日間にわたり、ここドイツのケルンで開催されてきたphotokina 2008がついに閉幕しました。パナソニックブースでは、場内アナウンスに急かされるようにして、名残惜しそうに会場を後にする人びとの姿が見られます。スタッフのみなさんは、あわただしく撤収の準備をすすめています。私たちも、もうすぐこのブースを離れなければなりません。ブログはいったんここで一区切りですが、動画レポートなどが近日公開予定ですので、ぜひこちらもお楽しみに。長らくおつきあいいただき、本当にありがとうございました。また、どこかの展示場からレポートをお届けできる日を楽しみにしています!
そして、日本では間もなくCEATECがスタートします。hiroさんがレポートしていますので、こちらもお見逃しなく。
| コーポレートステージのラストショーでは、MCのパスカル氏はじめ、シンガーのケリーやダンサーたちがステージ上に勢揃いして、photokinaに別れを告げました。 |
以前のエントリーでもご紹介した「G1」のシューティングエリアでは、イベントとしてプロカメラマンによるフォトセッションも実施されています。
セッションでは、「G1」を使って試し撮りをしたケルン大聖堂などの写真を見ながら、実際に3日間使ってみての印象を披露。また、「顔認識」、「おっかけフォーカス」などの機能や、フリーアングル液晶、ライブビューファインダーの使い勝手についてもふれていました。来場者のみなさんは、展示されている「G1」を手にしながら、大変真剣に聞き入っておられましたよ。
パナソニックブース内のフォトギャラリーでは、新世代デジタル一眼「LUMIX G1」とハイエンドコンパクトデジタルカメラ「LUMIX LX3」で撮影した作品を見ることができます。いずれもプロの写真家が撮影したもので大変美しいのですが、それがあの小さなカメラで撮られたものであることにもまた驚かされます。今回の取材では私自身「LX3」も使用しましたが、プロが使いこなすと、ここまでの作品ができるだけのポテンシャルがあるのだなと、感心しきりでした。
| こちらのエリアでは、写真家のLuis Castaneda氏とChristian Bruch氏が、「LUMIX G1」で撮影した作品をプリントにして展示しています。 |
| こちらでは、ナショナル・ジオグラフィックの写真家であるBruce Dale氏が「LUMIX LX3」を使って撮影した作品を、スライドショーで鑑賞することができます。気に入った作品をスライドショーにして、テレビ画面で見る楽しさもあわせて提案しています。 |
画質の高さはもちろん、フルマニュアル撮影にも対応していることから、「ハイエンドコンパクトカメラ」と銘打たれ、日本では発売以来カメラ雑誌などでも大きく取り扱われている「LX3」。ここphotokinaのパナソニックブースでは、単独のシューティング(試し撮り)コーナーが設けられています。「LX3 Photo Experience」と名付けられたこのコーナーでは、「LX3」で撮影した写真のプリントが壁に貼られており、「LX3」の写りの良さをアピールしています。また、その場で撮った写真をプリントしてもらうこともできるそうです。
「LX3」は私も、今回の取材でサブ機として使ってみましたが、大変いいカメラですよ。広角はF2.0 24mmで、大変明るく室内でも撮影しやすいLEICA DC VARIO-SUMMICRONレンズを搭載しています。手にした感触も、いかにも精密機器という存在感があります。ちょっとレトロな感じのする革製のカバーなどもオプションで用意されていて、性能の高さだけでなく、持つ喜びも刺激してくれそうな、そんなデジタルカメラです。
どうです、かわいいでしょう。日本では見かけない機種ですが、手の中にすっぽり収まりそうなサイズといいカタチといい、旅先に気軽に持って行きたくなるようなムービーだと思いませんか?ここムービーコーナーには、最新のHDムービーのほかにも、さまざまなタイプが展示されています。これは、SDカードムービーSDR-S7。光学10倍ズームと手ぶれ補正を搭載したシンプルなモデルです
IFAのエントリーでも取り扱いましたが、最近は「YouTube」をはじめとする動画投稿Webサイトの影響により、若い人もムービーの楽しさに目を向け始めたのだとか。気軽に買える値段で、とてもコンパクトで、カラフルな(ブラックとシルバー、ブルー、レッドのカラーバリエーションがあります)SDR-S7は、きっとそんな需要に応えられるムービーなのではないでしょうか。
| まさに手の中にすっぽりと収まるサイズ。大きな手の人なら隠れてしまいそう(!?)。日本でも発売になればいいなと思っていたら、なんとパナセンスというパナソニックのショッピングサイト限定で、カラーは限られるようですが購入できるようですよ。詳しくはこちらをごらんください。 |
9月26日、photokina 4日目が終了した後のパナソニックブースで、「LUMIX AWARD」の表彰式が行われました。
「LUMIX AWARD」は、5年前からPanasonicドイツが実施している写真コンテストで、ドイツ国内から「LUMIX」で撮影した写真作品を募り、プロカメラマンらによる審査の末、受賞作を決定するというものです。今回の最優秀賞受賞者には、「LUMIX L10」とオーストラリア・ノーザン・テリトリーへの14日間の旅行(!)などがプレゼントされました。
当日の会場には100名ほどのゲストが来場。ノーザン・テリトリーの民族音楽の演奏を聞きながらのパーティーがあるなど、大変楽しい雰囲気でイベントは進行しました。草の根の写真文化を育てていこうというこのコンテスト、ぜひこれからも長く続いていってほしいものです。
| これが、最優秀賞を獲得した作品です。大自然のスケール感が伝わりますでしょうか。 |
| 受賞者のDenis Kuhlmeyさん。L10でまたいい写真を撮ってくださいね。 |
コンパクトなサイズでありながら、フルハイビジョン映像を撮ることができるSD100とHS100は、こちらでも大々的に展示されています。しかも、デジタルカメラで好評の「おまかせiA」の搭載により、顔認識をはじめとするさまざまな機能も充実。撮影が難しいシチュエーションでも、かんたんに美しく撮ることができるようになりました。
しかし、実はマニュアル撮影もちゃんと楽しめるのが、両機種のスゴイところでもあるのです。下のパンフレット写真をよーく見てください。左手でレンズ外側にある「マルチマニュアルリング」と呼ばれる部分を操作していますよね。この「マルチマニュアルリング」では、ズーム、フォーカス、白バランス、シャッター速度、アイリスの微妙な調整が可能。つまり、マニュアル設定による、こだわりの作品づくりをしたい人にも適したムービーなのですね。たとえば、ズーム。映像の中で何か象徴的なモノにズームアップしていくというシーンを撮りたい場合でも、「マルチマニュアルリング」ならそのスピードや拡大率が自分の思い通りに、スムーズに操作できるのです。実際にファインダーを覗きながら、大変なめらかな動きの「マルチマニュアルリング」を回していると、それだけでいい映像が撮れそうな気がしてくるから不思議です。それにしても、さりげなくカメラファン・ムービーファンの心をくすぐる表紙ではないですか。
| ムービーのコンサルティングコーナーにも、連日多くの来場者が押し寄せています。 |
| photokina会場で配布されていたムービーのパンフレット。注目は左手の位置です。 |
photokina 2008も後半戦です。
こちらの会場に来て感じたのが、photokinaという展示会は単なるメーカーの商取引の場というだけではなく、写真文化全体を盛り上げようとしているのだということです。ビジュアル・ギャラリーという、ケルン・メッセの端にあるスペースでは、世界中から集めた写真家達の作品、コンテストの入選作などを展示していて無料で鑑賞することができます。また、photokina会場の中でも、パブリックスペースの各所で、作品展示が行われています。さらに、photokinaの開催期間にあわせ、ケルン市内のさまざまなギャラリーにおいて、大小の写真展が同時開催されているのです。
「写真文化自体をリードしていこうとする展示会」、といえばあまりに誉めすぎかもしれません。しかし、ちょっと気に入った写真を見かけたら、どこのカメラだろうとか、どんなレンズだろうとか、ハードの方ばかり気になってしまう私も、ゆっくりと写真作品自体を鑑賞する心のゆとりといいますか、文化的なマインドを持たないといけないなと、この展示会にふれてあらためて反省しているところであります。
「G1」についていろいろとお伝えしてきましたが、コンパクトタイプのLUMIXも大変な人気ですよ。知識の豊富な説明員さんに、心ゆくまで質問できるコンサルティングコーナーのにぎわいは「G1」にも負けていませんし、試し撮りができるシューティングコーナーも多くの人であふれています。
私自身、IFAのシューティングコーナーで実機を使ってみて、「FZ28」の良さを確認して購入したクチですから、こういった好きなだけタッチできる機会というのは実にありがたいものだと実感しています。ハイエンドコンパクトの「LX3」、18倍ズームを搭載した「FZ28」、業界最高クラスの14.7メガピクセルを実現したプレミアムコンパクト「FX150」、25mmの広角レンズを搭載したスタイリッシュな「FX37」。8月に発売されたばかりのこれらのデジタルカメラが、ヨーロッパのみなさんにどう評価されるのか、非常に楽しみです。
| シューティングコーナーで、「LUMIX」をじっくり使い込んでいる来場者のみなさん。とことんさわって、納得の1台を見つけてくださいね! |
今回、「G1」と一緒に発売されるレンズ「LUMIX Gレンズ」は2本。まずは「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」。35mm換算で28mmから90mmといいますから、使いやすい画角のズームレンズです。もっと望遠をという人には「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.」があります。こちらは同じく35mm換算で90mmから400mmをカバー。背景をぼかしたいポートレートや、スポーツの撮影にも活躍しそうです。どちらも光学式手ブレ補正(MEGA O.I.S.)を搭載しています。
でも、交換レンズはたった2本だけ?とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。当然です。レンズ交換ができるのがコンパクトタイプにはない醍醐味なのですから。ご安心ください。すでに将来のロードマップが発表されています。これによると、来年には3本のレンズが追加発売される予定。その内容は、「14-140mm F4.0-5.6 O.I.S. HD」という使いやすそうな画角のズームレンズと、「7-14mm F4.0」という超広角ズームレンズ、そして「20mm F1.7」という単焦点の明るいパンケーキレンズの3本。さらに、本体と同時に発売予定のマウントアダプターを使えば、フォーサーズ規格のレンズも装着可能で、これなら、すでにレンズを持っている方も生かすことができます。ただし、コントラストAFに対応していないレンズでは、マニュアルフォーカスのみとなるので注意が必要です。
| 自分が撮りたいシーンをイメージしながら、独自のシステムを組んでいくというのはレンズ交換式カメラにしかない楽しさですよね。パナソニックブースの一角には、2009年発売予定のズームレンズのモックアップが展示されていました。手前が「14-140mm F4.0-5.6 O.I.S HD」、奥が「7-14mm F4.0」です。 |
| その中で、私が注目したのは、この「20mm F1.7」の薄型パンケーキレンズ。「G1」の小さなボディに付ければ、極小システムが完成しそうです。 |
昨日のエントリーでお伝えしましたが、「G1」はリフレクタブルミラーを持たない「ミラーレス構造」を採用しているため、ファインダー部には、144万ドット相当の高精細LVF(ライブビューファインダー)を採用しています。これは、プロ用のハイビジョン放送機器にも使われているもので、民生機器として初めて採用されたのだそうです。しかも、視野率※は約100%を実現しているそうで、シビアなフレーミングにも対応できるという本格派です。また、アイセンサーを採用しているため、ファインダーを覗くとファインダーがONになり、目を外すと液晶モニターがONになるため、スムーズに撮影ができそうです。実際に試してみましたが、実に鮮明で見やすいファインダーでした。
※視野率:実際に画像として映る範囲に対して、ファインダーで見ることができる画像の割合を指します。一眼レフ機で視野率100%を達成しているのは、ほとんどが高級機です。
一方、3.0型液晶モニターは46万ドットあるということで、本当に大きくて見やすいですね。もちろん、こちらも視野率約100%。さらに、L10にも採用されていたフリーアングル液晶ですから、ローアングルやハイアングルからの撮影もしやすくなります。
ファインダーと液晶モニターの両方がライブビューということで、これでもう、画像を確認してはじめて、露出やホワイトバランスのミスに気づくということもなくなるわけですね。旅先のレストランで料理を撮る時によく失敗を犯す私も、これなら安心です。
| プロ用ハイビジョン機器に使われているという高精細なファインダー。このなめらかで鮮明な映像はぜひ体験してみてください。 |
| 46万ドットの3.0型液晶モニター。写真では伝わりにくいかもしれませんが、大きくてクリアな画面です。 |
さて、昨日ヨーロッパでも発表された「LUMIX G1」ですが、ここphotokinaのパナソニックブースでもすごい人気で、昼間はなかなか手にすることができないほどです。
ところで、「G1」がなぜ「一眼レフ」ではなく「一眼」と名乗っているかご存じでしょうか。これは、「G1」が一眼レフ機に内蔵されているミラーをなくした「ミラーレス構造」であるためです。一眼レフ機では、レンズがとらえた光をミラーで反射させ、ペンタプリズムを通してファインダーに映し出します。この「G1」は、「マイクロフォーサーズシステム規格」の採用により、このミラーを取り払いました。これまで、ミラーBOXが担っていた測光や測距は、撮像センサーで受けた情報をダイレクトで読み取ることにしたわけです。
ミラーを取り払うことで、ミラーが動くために確保されていたスペースや、ミラーからの光を反射させてファインダーに届けていたペンタプリズムも不要となり、大幅な小型化に成功した「G1」。そのベースには、ビューファインダーの高画質化や、オートフォーカスのスピードアップなど、さまざまな課題をクリアする必要があったはず。まさに、アナログ時代では考えられない、デジタルの申し子のようなカメラだといえそうですね。
| ここphotokina会場のパナソニックブースには、ミラー構造の「L10」とミラーレス構造の「G1」のカットモデルが展示してあります。左のL10のボディの中央あたり、ななめに傾いて見えるパーツ(Reflex Mirrorと示されています)がミラーです。右側の「G1」ではこれがなくなっています。サイズの差は明らかですよね。 |
「コネクティビティ」とタイトルが付けられたこのコーナーでは、パナソニックだからこそ提案できる、写真と映像の楽しみ方が紹介されています。
デジタルカメラやムービーで撮った画像や映像が入ったSDメモリーカードを、うす型テレビ「VIERA」のSDカードスロットに入れるだけで簡単に、大画面で楽しむことができます。写真ならスライドショーにすることもかんたんにできます。
また、「VIERA」、DVDレコーダー、Blu-ray Disc プレーヤー、デジタルAVコントロールアンプ、SDカードハイビジョンムービーなどをHDMIケーブル1 本でつなぎ、VIERAのリモコン1つで各機器の操作ができる「VIERA Link」についても紹介しています。
「Living in High Definition」のテーマのもと、大盛況のコーポレート・ステージ
edited by mino at 2008年9月24日 13時38分
photokina 2008
ここphotokina 2008のメインステージでは、ドイツ語と英語の両方でパナソニックからのメッセージを伝えるコーポレート・ステージが行われ、大変な人気です。MCは、IFAに引き続きパスカル氏。長年にわたりヨーロッパでパナソニックのステージを担当している方です。
ステージはまず、90年にわたりエポックメイキングな製品をつくりつづけてきたパナソニックの歴史と、パナソニックの環境への取り組みを紹介することからスタート。シンガーとダンサーによるパフォーマンスに続いて、デジタルカメラの進化が、写真を撮る楽しみをさらに身近なものにしてきたことをアピールします。続いて、コンパクトタイプのデジタルカメラ「LUMIX」と、新世代デジタル一眼「LUMIX G1」を紹介しながら、パナソニックはこれからもデジタル写真の可能性を追求していくことを約束しました。
photokina 2008における、パナソニックの出展テーマは「Living in High Definition」。これからも、ハイビジョンクオリティでさまざまなシーンを残す喜びを提供することをアピールするとともに、「VIERA LINK」の簡単なネットワークでその喜びをさらに広げていく楽しみを紹介していました。
| MCによるプレゼンテーションの合間には、ステージパフォーマンスが繰り広げられます。ニューヨークを中心に活躍する女性シンガー、ケリーの声量たっぷりの歌声は迫力いっぱい。演出家の方によると「リトルブロードウェー」というイメージで構成されたショーなのだそうです。明るく、くっきりしたステージの大画面パネルの映像とあいまって、華やかさいっぱいのステージは、毎回満員御礼です。 |
「G1」の大きな特徴のひとつが黒(コンフォートブラック)・赤(コンフォートレッド)・青(コンフォートブルー)の3色のカラー展開です。もうこの時点で従来の一眼レフカメラとは異彩を放っているわけですが、このあたりも、カラー展開が豊富なコンパクトデジタルカメラを卒業した人へのアピールを考えているのかもしれません。ただ、赤や青も非常に落ち着いた色合いで、持っていて目立つ色ではありません。このあたりの色の選び方も好感が持てます。
そして、こちら、photokina 2008のパナソニックブースでは、「G1」のシューティングゾーンが3色それぞれに分けられていて、それぞれ異なったイメージで被写体となる展示物が置かれています。ちょっとおもしろいのでご紹介しますね。
| コンフォートブラックの「G1」が置かれているコーナーでは、オーストラリアの砂漠を旅するバイクライダーの野営地を再現しています。イメージは「アウトドア」だそうです。 |
| コンフォートレッドのコーナーは、ビーチリゾートのイメージです。水着モデルさんが時々あらわれては被写体になってくれます。こちらのイメージは「ホリデー」だそうです。 |
| コンフォートブルーのコーナーは、都会のバーを再現。ここには、シックな装いのモデルさんが時折登場してくれます。イメージは「シティライフスタイル」だそうです。 |
日本では9月12日に発表された新世代デジタル一眼「LUMIX G1」。ここ、photokinaでもパナソニックブースのメインプロダクトとして展示されています。ヨーロッパで一般公開されるのは今日が初めてとなります。私もシューティングコーナーで実機に触れることができたので、早速そのファーストインプレッションからレポートしてみたいと思います。
まず感じたのは、やはりコンパクトで軽いということ。本体重量が約380gですから軽さは予想通りですが、全体のシェイプも手にすっぽりと収まる感じで好感触。これならしっかりとホールドできそうです。注目していたオートフォーカスの合焦速度(ピントが合う速度)もかなりのもので(リリースによるとL10のコントラストAFの約3倍だそうです)、ストレスを感じることなく撮影ができそうです。
赤・青のカラーバージョンも派手な色味ではなく、落ち着いた印象。カメラは黒いものと思い込んで生きてきた私も、「これならいいかも」と思ってしまいました。また、3.0型の液晶ビューファインダーは本当にきれいで見やすく、使い勝手がよさそうです。
肝心の写りは、展示されているプリントやスライドで見るしかありませんが、文句のつけようがありません。みなさんも「G1」のホームページなどで確認することができると思います。ますますこのカメラに興味が湧いてきました。これ以降のエントリーでもより詳しく「G1」に迫ってみたいと思います。
photokina 2008の開幕と同時に、パナソニックのプレスカンファレンスがケルンメッセ内のコングレス・センター・ノースで行われました。
まず、パナソニック・マーケティング・ヨーロッパの塩川社長は、2001年にデジタルカメラ事業に参入した、いわばニューカマーであるパナソニックが、ヨーロッパのデジタルコンパクトカメラ市場で大きなシェアを獲得していることを紹介。その理由を「人びとが求める製品をつくりだそうと常に努力してきた結果」であると語りました。そして、これから発表する新世代デジタル一眼「LUMIX G1」は、パナソニックがヨーロッパにおけるデジタル一眼市場で強力なプレイヤーになるという宣言の象徴であると語りました。
また、パナソニックAVCネットワークス社の吉田副社長は、デジタルカメラ市場のトレンドとLUMIXの歴史にふれながら、リーディングカメラブランドになるという強い信念と、キーテクノロジーとキーデバイスを自社内で保有していることの強みにより、ヨーロッパ5カ国における台数ベースでナンバー1を獲得するに至ったことを紹介しました。さらに、世界全体でパナソニックは今年1300万台の販売に挑戦すると語り、中期目標として2009年までに15%のマーケットシェアを目指す考えを明らかにしました。
続いてパナソニックAVCネットワークス社 DSCビジネスユニット ビジネスユニット長の松本氏は、「LUMIX G1」に採用された「マイクロフォーサズシステム」や「ミラーレス構造」をはじめとする、新たな技術について詳細に解説しました。
「G1」登場のシーンでは華々しいフラッシュの嵐となった、この日のプレスカンファレンス。集まったジャーナリストは271名。この数字からも、「G1」への注目度の高さがうかがえます。
photokina 2008が、ついにスタートしました!
9月23日午前10時。いよいよphotokina 2008が幕を開けました。ケルン・メッセのパナソニックブースにも徐々に来場者が増え始めています。
ケルンの天候はあいにく曇りですが、パナソニックブースは盛り上がっていますよ。開幕に先立ち、多くのスタッフが見守る中、メインステージではテープカットとコーポレートステージプレゼンテーションが行われました。
開幕と同時にプレスカンファレンスも行われる予定ですので、私はそちらの取材へ行ってきます!それでは6日間、よろしくお願いします!
こちらは、photokina 2008開幕前日、開幕まであと20時間を切ったパナソニックブースです。
ぐるりと見渡してみると、建て込みはほぼ完成し、展示製品も半分ぐらいはセッティングが終わっている様子。ステージのリハーサルが続き、各コーナーではあわただしげに細部を詰める作業が進んでいます。
明日の朝10時には、間違いなくオープンするphotokina 2008。スタッフの皆さん!あと一息のラストスパート、がんばってください!!
| photokina 2008、パナソニックブースの主役となるLUMIX G1も、出番を待っています。 |
| 電車でケルン・メッセを訪れるみなさんは、この南側エントランスを利用することになります。明日からは多くの人であふれかえることでしょうね。 |
今日のケルンは薄曇り。ちょっと寒いぐらいの朝を迎えました。日本とは違い、もうすっかり秋の気候です。さて、このエントリーでは明日23日からphotokina2008が開催される町、ケルンについて少しご紹介しましょう。
ケルンはドイツの西方に位置するライン川に面した都市で、古くから交通の要衝として栄えてきました。1248年に着工し1880年に完成した大聖堂は、世界遺産にも登録されているこの町のシンボルです。大聖堂のすぐ横にはケルン中央駅がありますが、そこからわずか1駅。ライン川をわたった所にあるのが、photokina会場となるケルン・メッセです。つまり、かなり町の中央に近いアクセスの良さが特徴といえるでしょう。
現在も、フランスやオランダへの国際列車が発着する町、ケルン。多くの観光客を集める歴史と文化に加え、ケルン・メッセのような商業都市としての機能も兼ね備えた魅力的な町です。ここで明日からphotokina 2008が繰り広げられます。この6日間はきっと、いつもとは違ったにぎわいを見せてくれるのでしょうね。
| 1996年にユネスコ世界遺産に登録されたケルン大聖堂です。ケルンを代表する町のシンボルで、周囲には美術館や博物館も多く、さまざまな国からの旅行者でいつも賑わっています。 |
| 1880年に完成した現在の大聖堂の一番高い部分の高さは157メートル。東京タワーの半分くらいですが、それでも、1884年にアメリカのワシントン記念塔が完成するまでは建築物としては世界一の高さを誇っていたそうです。 |
photokina開幕を2日後に控えた9月21日、ケルン近郊のTMGで開催された、G1の記者向けイベント紹介の第三弾です。
三番目に私たちが向かったのは、ライトアップされたF1マシンのタイヤの上にモデルさんが座っているシューティングエリアです。ここでは、外光と人工光が混ざっているというシチュエーションが意図的につくられ、「G1」のオートホワイトバランスの正確性を強調していました。また、インテリジェントオートモードでの顔認識機能や、オートフォーカスの正確性などもアピールしていました。
私たちが最後に訪れたのは、数多くのF1マシンが展示されているスペース。ここでは主に、フリーアングル液晶モニターを生かしてのローアングル撮影のしやすさや、大きな液晶モニターやライブビューファインダーで撮影前に露出補正効果などが確認できる優位性が紹介されていました。
以上が主な内容ですが、普段立ち入ることができないF1チームの本拠地で開催されたイベントだけに、記者のみなさんは大いに「G1」を使いこなしてF1マシンやモデルさんを撮影し、わからないことはどんどん周りにいるスタッフに質問するという、非常にフレンドリーな雰囲気が印象的でした。
一緒に同行させていただきながら、実際に「G1」を持って触った記者の方に私がたずねてみた範囲では、使った印象は「ベリーグッド」というものがほとんどでした。また、「将来は、もっと小さくなることを期待したい」「女性だけじゃなくて若者にも人気が出ると思う」という意見もありました。皆さんそれぞれの国に帰られたあと、どんな記事となって「G1」が紹介されるのか楽しみです。
| パナソニック・トヨタ・レーシングチームで活躍中のヤルノ・トゥルーリ氏も会場に姿を見せ、気軽に写真撮影に応じていました。 |
新世代デジタル一眼「LUMIX G1」の記者向けイベント同行記 [ ピット・ストップ・チャレンジ / ダンサー編]
edited by mino at 2008年9月21日 20時07分
photokina 2008
F1のパナソニック・トヨタ・レーシングの本拠地であるTMGで開催された、記者向けイベント紹介の続きです。
「G1」を手にした記者のみなさんは、4カ所に設けられたシューティングエリアを巡り、その性能を体感していくことになります。
まず私たちが最初に訪れたのは、「ピット・ストップ・チャレンジ」が行われている、トラック。ここではレプリカのマシンを使って、タイヤ交換のスピードを競うというイベントが行われています。グループの中から代表が2人ずつで2チームをつくり、前輪と後輪でタイムトライアル。その様子を周りの記者さんたちが撮影するというものです。参加者は本物のピットクルーに少し指導してもらっただけなのですが、タイムは十数秒と意外に早く、かなり盛り上がっていましたよ。
続いて一行が案内されたのは、テーブルが置いてあるだけの小さな部屋です。そこに女性ダンサーが登場し目の前のテーブルの上でアクロバティックな「スネークダンス」を披露。このコーナーのキモは、被写体にピントを合わせて、ボタン操作でロックすると被写体が動いてもカメラが自動で追尾しピントを合わせ続けるという「おっかけフォーカス」の機能を体感してもらおうというものです。身体の柔軟性を生かして、逆立ちをしたり、回転したりするダンサーを、みなさん熱心に撮影していました。
残りの2つのシューティングエリアも、次のエントリーでご紹介しますね。
今年8月にパナソニックとオリンパスが合同で発表した、「マイクロフォーサーズシステム」の1号機、LUMIX DMC-G1のドイツでの記者発表ツアーに参加してきました。photokina開幕の2日前にあたる21日に開催されたこのイベントは、ヨーロッパを中心に100名以上の記者を集め、ケルン近郊で開催されました。
中でも、メインとなるのはF1のパナソニック・トヨタ・レーシングの本拠地であるTMG(Toyota Motorsport GmbH=トヨタ・モータースポーツ有限会社)で開催された、テスト撮影イベントです。私も同行させていただいたので、その様子を数回にわたり詳しくレポートしていきたいと思います。
十数人ずつのグループに分かれたゲストは、1人1 台ずつ貸し出されたサンプル機を手に、あらためてG1の機能や特徴に関するプレゼンテーションを受けました。実機を手にしての説明だけに、皆さん質問にもかなり熱が入っているようでした。
続いて、TMG内の各所に設けられたコーナーで、実際にG1の試作機を使ってさまざまな被写体を撮影。今回のツアーの主な目的は、記者のみなさんにG1の操作感や機能性を体験してもらうということですから、いよいよメインイベントのはじまりです。F1の本拠地ならではの被写体や、あっと驚くイベントなどが目白押しのこのツアー。詳細は追ってご紹介します。
| パナソニック・マーケティング・ヨーロッパの塩川社長による記者発表。ケルン郊外にある、レンガ造りでシックな雰囲気の施設で開催されました |
| ヨーロッパを中心に数多くの記者がG1を体験したTMG。その内部ではどんな記者向けイベントが行われたのでしょうか! |
ベルリンで開催されたIFAが閉幕してわずか2週間後、再びフランクフルト空港に降り立った私は、その後列車で移動し今回の宿舎があるボンに到着しました。日が暮れると風が冷たく、IFAの時と比べてずっと秋が深まっているように感じられます。
ボンは、旧西ドイツの首都で知られる町で、photokina会場があるケルンからは20キロほど南に位置します。ケルンと同じくライン川に面したボンは、あのベートーベンが生まれ育った町としても知られています。今回は、ここから毎日、会場のケルンメッセに通うことになります。
少々時差ぼけ気味ですが、今日はしっかりと休んで、明日から全力で取材にあたります! なお、このエントリーから、現地時間に切り替えています。
| 写真は車窓から撮ったマインツという町です。この町を過ぎたあと、列車はローレライで有名なライン川沿いを北上していきます(写真に写っているのがライン川です。夕暮れの窓越し撮影のため少し暗くて恐縮です)。 |
いよいよ来週9月23日にスタートする、photokina 2008。その公式Webサイトには、photokina 2008の概要をはじめ、会期中に開催されるイベントやシンポジウムなどが詳しく紹介されています。photokinaの全体像をつかむためにも、ぜひご覧ください。ちなみに下記は全て英文のサイトです。
■photokinaの概要がつかめるのはこちら。ページの右下には、会場を紹介する動画もあります。
■ホールマップがダウンロードできるのはこちら。パナソニックブースはHall 3.2です。
■会場では、数多くの写真展が開催される模様。こちらにはそのプログラムが掲載されています。
■会場各所で開催されるイベント情報はこちら。読んでるだけで早く行きたくなってきました。
■各界の専門家を招いて開催される、シンポジウムに関する情報はこちら。
公式Webサイトを見ていてわかるのは、写真展やイベントなどの「サポーティングプログラム」がたいへん充実しているということ。展示会である以上、ビジネスを成功させることはもちろん大切なのですが、訪れる数多くのコンシュマーに対しても写真・映像文化のすばらしさを発信していこうとする主催者の意図が伝わってくるようです。
2年に1度、ドイツのケルンメッセで開催されるphotokina。前回の2006年には、46カ国から1,579社が出展。来場者は153カ国から16万2千人を集めたといいますから、その規模の大きさがわかります。
ドイツといえば、小型カメラの元祖ともいえるライカをはじめ、数々の歴史的名機が生み出されてきた国。photokinaは、そこで50年以上にわたり開催されてきた展示会です。皆さんご存じの通り、近年はカメラや映像機器の世界においても、デジタル全盛の時代へと大きく変化を遂げました。それでも、photokinaにあわせて新製品や新技術を発表するメーカーが多いのは、やはりこの展示会が持つステイタスや歴史性、そしてビジネス的な観点から見てのメリットが依然として非常に大きいということなのでしょうね。
これまで私が見てきた展示会は、コンシュマー・エレクトロニクスの総合展が多かったのですが、今回のパナソニックブースの主役はLUMIXとSDカードハイビジョンムービー。展示内容についてはもちろん興味津々ですが、ステージではいろいろなイベントも予定されているそうで、こちらも実に楽しみです。
みなさんこんにちは、ライターのminoです。9月に入り、いよいよ本格的な展示会シーズンへの突入です。ベルリンで開催されたIFA 2008が終了したのもつかの間、もうphotokina(フォトキナ) 2008が近づいてきました。会期は9月23日~28日の6日間。会場は、ドイツ、ケルンのケルンメッセ会場です。
photokinaという名称は、photo(写真)とkino(映画)を合成した言葉だそうです。その名の通り、写真・映像関連企業が世界中から集う展示会で、なんと50年以上の歴史を誇ります。
さて、世界中の名だたるメーカーが集うphotokinaですが、隔年開催というだけあって、昔の東京モーターショーのように、各社それなりのニュースを用意して臨むことが多いのではないでしょうか。さて、このビッグな展示会で、パナソニックがいったいどんなサプライズを用意しているのか、私も現地へ飛び、つぶさにレポートいたします。どうぞご期待ください。


